GR3x F2.8/S=1/100/ ISO1600
今年のGWは妻・小学校低学年の娘と、保育園の息子で、房総半島へ2泊3日の小旅行に出かけた。目的地は子どもたちのリクエストで「鴨川シーワールド」へ。
そして子供達にとっては初めてとなる海辺での「磯遊び」。荷物は出来るだけコンパクトにしたい身としてはカメラをどうするかが悩みどころだった。

GR3x F2.8/S=1/100/ ISO5000
いつもならマイクロフォーサーズのG9Ⅱ+12-60mmレンズをベースに、必要に応じて明るい単焦点を持っていくのだが、今回はあえて大きなカメラを封印。代わりに選んだのは「RICOH GR IIIx」と「iPhone16」の2台のみ。このシンプルな構成が、思いのほか快適で、“ちょうどいい”記録スタイルだった。
子どもと一緒だとマイクロフォーサーズでも持ち出すのが躊躇する場面が出てくる
子どもが1人でも2人でも、家族旅行で求められるのは「身軽さ」だと痛感している。マイクロフォーサーズは自分好みのレンズが揃っており、システムとしてもフルサイズと比べると十分コンパクトな構成を組める規格だが、今回は海で遊ぶにあたってそれすら厳しいな。。。と
リュックタイプカメラバックだとしてもサイドポケットから取り出す時間で逃した“シャッターチャンス”は数知れず。。。ずっと首から掛けているのも場合によっては子供の頭に当たったりと危ない場面もある。

GR IIIxは、手に取る気にさせる“ちょうどいい”存在
そんな中、GR IIIxはまさにピッタリのカメラだった。APS-Cセンサーを搭載しながら、サコッシュにスッと収まるサイズは本当にありがたい。焦点距離は40mm相当で、スナップにも子どもの自然な表情にも使いやすい。両手は常に空いていて、走り回る子どもたちにすぐ対応できる。これだけで、旅の快適さが大きく変わった。
GR IIIxは「サッと出して、サクッと撮る」ことができる。これがどれほどありがたいことか、子育て世代なら分かるはず。

GR3x F2.8/S=1/1600/ ISO100
昼食時のソフトクリームが袖に付いちゃった場面。何気ないシーンって旅行から帰宅後に見返したくなる。
iPhone16は動画と広角担当。子どもから目を離さず撮れる安心感
今回の旅では、動画と広角撮影をiPhone16が担当。鴨川シーワールドのシャチのショー、館内の水槽越しの表情、そして磯遊びでのダイナミックな動き—すべてを片手で気軽に撮れるのは、やはりスマホならではの利点だ。
確かに、暗所や奥行きのある描写では、センサーサイズの大きなカメラに及ばない。階調やボケ量も限界がある。だが、子どもから目を離さずに撮影できるという意味で、スマホは最強の記録デバイスだと改めて感じた。
海水とカメラ
2日目は初めての磯遊びに挑戦。潮だまりのカニやヤドカリに夢中になる子どもたち。とは言え滑りやすい岩場では子供の安全が第一。カメラ云々言ってられない場面もある。
また海水はカメラ・レンズにとって強敵である。万が一転んだりして海に落としたらほぼオジャンコースだろう。なのでカメラを海に持ち出すのは自己責任だが、それでもコンパクトで軽量であることは落としにくさの観点では重要だと感じた。

GR3x F2.8/S=1/100/ ISO1600
動画重視なら「Osmo Pocket」を追加するのもアリ
もしあなたが「旅の記録は動画メイン」というスタイルなら、GR IIIx+iPhoneにOsmo Pocket 3などのジンバル付き小型カメラを加えるのがおすすめ。手ブレを抑えた滑らかな映像、被写体追従のスマートなオートフォーカス、そして小型軽量。
今回、自分は持参しなかったが、「これは動画で撮りたかったな」と思うシーンでは、iPhoneの手ブレ補正が限界に感じた場面もあった。そんなとき、Osmo Pocketのような軽量ガジェットがあれば、旅の記録がより映像的になる。
写真も動画も、家族と楽しむことを第一優先した上で思い出も「ちゃんと」残せた

GR3x F2.8/S=1/100/ ISO320
旅の終わり、宿で子どもたちの寝顔を眺めながら、GR IIIxとiPhoneで撮った写真と動画を振り返った。画質・内容・手軽さ、すべてにおいて「ちょうどよかった」と思える旅だった。

GR3x F2.8/S=1/100/ ISO640
撮影に気を取られず、でもちゃんと思い出を残せる。何より「またこのスタイルで行きたい」と思えた。勿論場所によってはマイクロフォーサーズの機動性が必要な場合や、フルサイズの高感度耐性が必要だ。また子供たちの成長にあわせてその時の最適解は変わるのだろうが、今の我が家にはこれが最適なのだと思った。

GR3x F2.8/S=1/100/ ISO1250
まとめ:GR IIIx+iPhone16は、子育て世代にお勧めできる組み合わせ
軽さ、さっと取り出せるコンパクトさ、画質、そして“子どもと向き合う時間を削らない”こと。今回の房総旅行で、GR IIIxとiPhone16はそのすべてを叶えてくれた。
「身軽であること」が、旅をもっと楽しく、思い出深いものに変えてくれる。GR3xのAFはソニー機には全く及ばない。撮れる絵もG9Ⅱに最適なレンズの組み合わせの方が「作品」としてはより自分が思い描く絵が撮れるだろう。私の場合は家族と楽しむことが第一優先で、その上で思い出をスマホより素敵な描写で残しておきたいタイプなので、そのニーズを十分に満たしてくれた。

家族旅行の装備に迷っているなら、ぜひこの組み合わせを試してみてほしい。



