カタツムリとアマガエル

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夏休みもあっという間に終わり、明日からお仕事再開という方も多いのではないでしょうか。
この夏は本当に天気が悪く、THE夏!みたいな晴天がなかったですね。
今日はまだ雨が降っていないので、雨連続は20日で途絶えそうですが、さすがにこの天気には参ってしまいます。
なかなかカメラも持ち出せず、もやもやした日を過ごしていました。
そんな天気だったこともあり群馬に出かけた際、普段この季節にはあまり見かけない可愛い子達に出会えました。

カタツムリとアマガエル。

どちらとも梅雨の時期にはよく見かけますが、暑い真夏には見かけませんよね。
小さい頃はどちらともよく飼っていたので、懐かしい気持ちになりました。
生き物が好きでよく図鑑をみていたのですが、案外どちらとも知られていない豆知識が多い生き物だったりします。
小さいなりにビビったのが、カタツムリは性別に区別がなく雌雄同体であるということ。
つまり単体でも増殖可能です。
飼っていたカタツムリが勝手に卵を産んで増えていたのを見たとき「…こいつはエイリアンかもしれない。」と子供ながらに思いました 笑
またカタツムリの殻は細い溝が規則正しく並んでおり、その溝には水の膜が張ってあるのをご存知でしょうか。
そのおかげで彼らの殻は常に汚れがつきにくいので綺麗でいられるというのを小学校の頃理科の先生に教えてもらいました。
実際この構造は人間の生活にも応用されており、主に住宅の壁にも対汚のため同じ構造が採用されています。

アマガエルはカメレオン同様、居場所によって色が変わるのが子供の頃不思議でたまりませんでした。
これは「色素胞」という色素のつまった細胞を体表面に持っているためです。この色素の入った細胞が大きくなったり小さくなったりすることで、周りに合わせて色を変えることが出来る ということを中学生になって知りました。
ちなみにアマガエルの英名は「Japanese Tree Frog」その名の通り、木で暮らすのがメインの蛙です。皆さん田んぼに居る姿をイメージする人が多いので、意外かもしれませんが、アマガエルは泳ぎはあまり得意ではありません。繁殖の際、田んぼに集まることが多いので、どうしても田んぼイメージが強いのでしょうね。
またアマガエルの皮膚には弱いながら毒があります。細かくは毒というより、たんぱく質の成分で、ヒストンという物質になります。
耐性菌をつくりにくい抗菌剤の役割に近く、近年注目されているそうですよ。
自然界にはまだまだ人の暮らしに役立つヒントが転がっていそうですね。

そんな豆知識を垂れていたら段々夏休みも終わりが近づいてきました。
あまり気持ちは乗りませんが、皆さん無理しない程度に頑張っていきましょう!