LUMIXの本気が感じられる! G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH標準ズームレビュー

スポンサーリンク


LUMIXがマイクロフォーサーズに参戦して早10年。
家電メーカーであるパナソニックがレンズ交換式カメラを始めるにあたって本気で開発した初期レンズがこのG VARIO 14-45mm F3.5-5.6です。
今まで触ったことがなかったのですが使う機会があったのでレビューしたいと思います。

Made in Japanの標準ズーム

フルサイズ換算で28-90mmに相当する画角となる標準ズームレンズ。定価は36750円(税込)。中古だと二万円以下で購入できます。

本レンズの最短撮影距離は全域で30cm。マウントは金属で日本製。14,18,25,35,45mm位置に数字が記載されている他、手ブレ補正のON/OFF切り替えスイッチのみ付いています。
ズーム繰出量は至って標準。

キットレンズにも採用されているマイクロフォーサーズ規格のLUMIX標準ズームレンズ、14-42mm/F3.5-5.6 マイクロフォーサーズ H-FS1442Aの紹介記事。ズームしても全長がほとんど変わらないコンパクトなレンズながら、しっかりとした描写をしてくれる頼もしいレンズです。

のちに発売された14-42mm2型の標準ズームはより小型で沈胴式のためズームしてもほとんど全長が変わらないレンズでしたが、あちらよりも造りはきっちりしていて、写りも良い印象。

このレンズをGM1に付けて撮影した一枚。四隅に若干の流れは見られますが、標準ズームとしては十分な解像感と描写性能を有していると思います。ボケも変な癖が無くて良いですね。手ぶれ補正も内蔵しているため、一世代前の小型のLUMIXカメラでも十分ちゃんと使えるレンズです。

G99に装着した姿。結構マッチしていますね。

ズームした45mmでも悪くないバランスです。

今私はG99の標準ズームとして12-60mm leica使っています。このレンズは12mm始まりで広角側が広いズーム域、明るさ、LEICAらしい発色、防塵防滴、AFの速さなど、色々気に入っているため、今回の14-45mmレンズに今から置き換わることはありませんが、中古で2万円ほどで購入出来、当時のLUMIXエンジニアの本気度を感じられるこのレンズはとても良いものだと思います。

唯一気に入らないのはグレーシルバーのデザインかな。これはLUXIX初期レンズ全般に言えるためどうしようもありませんが、ちょっと古臭く感じてしまう方もいるかもしれません。

世界的な半導体不足もあり、登場が期待されるGH6は発表が延期になってしまいましたが、マイクロフォーサーズという使い方によってはまだまだニーズがあるマウントで今後も期待を持てるモデルが登場してくれることを心待ちにしています。