この度ずっと欲しかったマイクロフォーサーズ用望遠レンズ：LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. （以下パナライカ50-200mm）を購入したので、開封して少し弄ってみた話です。
ズームなのにシャープで色ノリが良くて適度に明るいレンズ
今回購入したパナライカ50-200mmは35mm換算で100-400mmの望遠レンズ。f2.8-4.0と可変ですが一般的な望遠より明るく、かつ手ブレ補正機能「Dual I.S.2」（LUMIXのカメラボディと連動した手ブレ補正）を搭載しており、最大6.5段分の手ブレ補正が利きます。
マイクロフォーサーズセンサーサイズということもあり、この焦点距離でありながら、Φ76mm×約132mm、重量約655g と片手持ち出来るサイズとなっています。
G9proのキットレンズでもあり、私自身ずっと愛用している12-60mm f2.8-4.0（以下12-60mmパナライカ）と共に持ち出すのに丁度良い標準ズームレンズとの兄弟機でもあり、12-60mmパナライカの色ノリの良さ・AFの速さ・外観の格好良さにすっかり虜だった私がずっと欲しかった望遠レンズとなります。
これまで望遠レンズは屋内での子供の発表会用に35-100mm f2.8通し1型レンズを、屋外用にPZ 45-175mm/F4.0-5.6を使って来ました。35-100mmはf2.8mmのレンズで一番コンパクトかつ、インナーズームでサイズも変わらない・手ブレ補正もきくので重宝して来たのでキープ。45-175mmは明るい日中昼間は良いのですが、曇りや夕方などちょっと光量が怪しくなってくると、ブレないシャッタースピードを稼ぐためにどうしてもISOを上げざるを得ない状況でした。別途100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.も所有していた時期があるのですが、今の子供を撮るシチュエーションでは100mm始まりを使う機会が少なかったです。（むしろ使いづらい）そこで45-175mmに別れを告げ、MAPCAMERAさんのセールでお安くなっていた良品をお迎えすることに。
レンズフードなしで三本のレンズを比較してみました。サイズは50-200mmが一回り大きいですが、思ったより重量を感じません。
レンズフードを装着した状態。普段は12-60mmパナライカがデフォルト。望遠域が必要なシーンで、その明るさで二本のレンズは使い分ける形になります。
各レンズ望遠端まで伸ばした状態。35-100mmはインナーズームで伸びないのが、保育園の室内発表会では本当に助かります。ちなみに三本とも防塵・防滴です、素晴らしい。
G9proに装着してみた
メイン機であるLUMIX G9proに装着してみました。この焦点距離でこのサイズなのはマイクロフォーサーズならではですね。シャッター音は12-60mmパナライカに近く、AFも爆速です。何より金属筐体が格好いい！！
ズーム繰出もそこまで長くない印象。ズームリングのトルクは12-60mmパナライカより重いものの、時中でレンズが出てこない丁度良い塩梅の硬さだと個人的には感じました。
レンズフードをつけた状態。望遠も子供イベントで使うことが多いので、バズーカーにならないのはありがたいです。
レンズ側面にはAF/MFの切り替えと、手ブレ補正のON/OFF切り替えの物理スイッチがあります。
レンズフードには12-60mmパナライカ同様爪ロックが付いており、フードが何かの拍子に勝手に外れないようになっています。
最短撮影距離も0.75mと比較的寄ることが出来るのもメリット。50mmの広角側だとf2.8なので、ポートレイトも撮れそうです。
テレコンバーターを装着すれば更に望遠域も撮影可能に
私は50-200mmの撮影域で十分足りるため、テレコンは買いませんでしたが、1.4倍・2倍のテレコンバーターを装着すれば明るさは下がってしまうものの、更に望遠域を撮影することが可能となります。（すでに廃盤となってしまっているため、必要な方は入手可能なうちに手に入れることをお勧めします）
近所に気軽に持ち出せる望遠レンズ
最後に動作確認も兼ねてG9proに装着して試し撮りをしてみました。
公園に忘れられた誰かのおもちゃ。AFも早く、かつJPEG撮ってだしでもパナライカらしいいい具合の色のりをしてくれるレンズです。しかも望遠なのにピント面はシャープ！
鳩が居たので一枚パシャリ。G9proの鳥認識と、強力な手ぶれ補正のおかげで安心して撮れます。
12-60mmパナライカ同様自分好みのレンズでとても気に入りました。たくさん持ち出して使っていきたいと思います。
