POM(@STARGAZER_000)です。
今日紹介するのはPanasonicのマイクロフォーサーズ規格 LUMIXシリーズのレンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S. です。このレンズはGMシリーズの標準レンズキットとして付属するレンズです。
このコンパクトさが最大の武器
このレンズ最大の特徴はごらんの通りのこのサイズ。レンズを引き出してもマウスより小さい!
最大径x長さ:55.5x24mm 重量:70gという驚きのコンパクトさ。
撮影する際にレンズを引き出す手間はありますが、代わりに得たコンパクトさがこのレンズの醍醐味です。この小ささにも関わらず手ブレ補正機能が搭載されているのも凄い点。少しでも身軽に高画質撮影をしたい!というマイクロフォーサーズの考え具現化したレンズとして上手く仕上がっています。
レンズキットとして販売されているGM7Mark2に装着した状態を見ても程よいサイズ感ですね。
同じく標準ズームレンズになっているGF9。コンパクトな機種への親和性は抜群です。
12mm始まりの広角
旅行先の風景を撮影するときに役立つのが12mm始まりの画角。散歩中に撮影したくなる建物や風景を撮影する12mm-32mmのこの画角は特に苦労することはありません。外が暗くなってくると手振れ補正が付いているとは言え、厳しい場所もあるので、その際には20mmF1.7の明るい単焦点レンズに交換すれば問題なし。14mmはじまりのレンズはオリンパスもパナソニックも何本かレンズが存在しますが、広角側のこの2mmの差は実際に撮影してみるとかなり大きなものだと気づかされます。自分撮りや、風景を切り取りたいときにそのありがたみを感じています。
風景撮影時は建物全体+空まで入れたいときがあるので、そういった時「このレンズを装着しててよかった」と思います。
どうしても少ないボケ量
これはマイクロフォーサーズというセンサーサイズ及び、レンズの明るさ/焦点距離の関係上どうしようもないことですが、ボケに関してはあまり期待が出来ません。よってセンサーサイズの大きい一眼レフで撮るようなボケの風合いを生かした写真を好む人からすると面白みが少ないのかもしれません。ただそういった人は明るい単焦点を買うべきであって、先にも書いたとおりこのレンズ最大の売りはこのコンパクトです。また裏を返せばピントが合う領域が広いことにもなるので、集合写真などを撮るとき、皆の顔にピントがあった写真が撮れるのはGOODです。
私は外が暗くなってきたら、手持ちの単焦点レンズ[20mm F1.7]に切り替えて撮影するようにしています。
価格とサイズを考えれば優秀なレンズ
撮影時に毎回引き出すことが必要な点以外、メーカー希望小売価格(税別):¥42,000[実売価格2万前半]を考えると優秀な仕上りだと思います。少しでも荷物を軽くコンパクトにしたい旅行や毎日カバンにカメラを忍ばせている人にとっては頼もしい相棒となるレンズですよ。
風景撮影ではその威力を発揮します。
なおレンズキット品はプラスチックマウントですが、レンズ単体で購入した場合は金属マウントになります。中古市場にも多く出回っていますので、購入する際はマウントの違いにも気を付けてみると納得した買い物が出来ますよ。