SIGMA単焦点レンズ 56mm f1.4 DC DN
欲しい欲しいと言っていたレンズにとうとう手を出しました。
f1.4という明るさでありながら、新品で30,000円後半で購入出来、シグマのキレキレな描写とボケを兼ね備えている素晴らしいレンズです。
子供と出かけるにあたってトータルパッケージがコンパクトで、動画も写真も取れて防滴防塵手ぶれ補正が強力なことからプライベートではマイクロフォーサーズ使いな私ですが、やっぱりフルサイズのボケ感に憧れる時もあるわけです。それがこのレンズだと35mm換算112mmの中望遠ながらフルサイズf2.8同等のボケを得られるため、背景を思いっきり暈したいシーンでの子供ポートレートにはもってこいのレンズ。しかもお財布に優しいコスパ。週末カメラマンにとっては最強レンズの一つではないでしょうか。
レンズ構成枚数は6群10枚。
画角はマイクロフォーサーズマウントで21.9°となります。
SIGMAらしい素晴らしいビルドクオリティ
私はLUMIXボディ使いなのでレンズもLUMIXが多いのですが、SIGMAレンズはNIKONの一眼レフを使っていた時に大変お世話になりました。SIGMAはキレキレな解像感とレンズのビルドクオリティが素晴らしいイメージ。このレンズにもその特徴は当てはまっており、シンプルな外観ながらもフォーカスリングのトルクも良く、勿論がたつきなどない良きレンズです。
安心の金属マウント。元々はAPS-C用に開発されたレンズのため、レンズの物理的な影響を受けやすい四隅切り取って実質中央部の一番美味しい箇所を使っているマイクロフォーサーズだからこそより美味しいレンズとなります。(言わずもがなAPS-Cで使っても素晴らしいレンズです)
撮影最短距離は50cm。フィルター径はφ55mmです。
カメラ装着イメージ
LUMIX G99に装着したイメージ。グリップも相まってちょうど良いレンズ
簡易防塵防滴構造なので、G99やG9proとの組み合わせだと安心感があります。
子供を連れて屋外に散歩に行くときはこの組み合わせだけで出かけることも
LUMIX GX7mark2に装着したイメージ
こちらもサイズ的には全く問題ありませんが、レンズが想像よりも重たく、少しフロントヘビーになるため、G99のようにしっかりグリップがある方がより安心して片手持ちは出来ます。と言っても十分軽量(256g)なのでGX7などのボディでの運用も全然問題ありません。
作例
パナライカレンズも大好きで愛用していますが、あちらは全体的に優しい雰囲気なのに対し、髪の毛のカリッと感と背景のボケ感が両立しているのがSIGMAならではだと思います。積極的に解放を使っていますが、ディティールはバキバキに解像しているのが分かります。
ƒ1.4 1/1600 56mm ISO 200
ƒ/1.4 1/640 56mm ISO 200
ƒ/1.4 1/640 56mm ISO 200
ƒ1.4 1/13 56mm ISO 500
色味はLUMIXレンズに比べてやや寒色寄り。
ƒ1.4 1/1600 56mm ISO 200
[ISO200 SS=1/1600 f=1.4]G9pro+56mmf1.4
サイズ比較
他の単焦点レンズとのサイズ感比較。
LUMIX G 42.5mm/f1.7との比較。42.5mmはf1.7ですが、手ぶれ補正を搭載しながらもこのサイズなのはすごいですね。ボケ量はもちろん56mm/f1.4の方が大きいです。AFはLUMIXボディなのもあると思いますが42.5mmの方が早くて正確な印象。56mmも十分早いです。あと56mmはシャッターを切った時の音が良いです。
続いてLUMIX G 25mm/f1.4 Ⅰ型との比較。
サイズ感は一回り大きい印象です。共にf1.4と明るいレンズがこのサイズで出来るのはマイクロフォーサーズならではですね。
これで私の単焦点レンズラインナップは広角9mm,15mm,25mm,望遠56mmとなりました。
写真は単純に背景がボケれていればそれで良いわけではありませんが、明るさを活かしてこそのシチュエーションもありますので、色々持ち出して沢山子供たちの思い出写真を撮りたいと思います。