CASIOのメタルアナログブランド:OCEANUSのMantaシリーズ。今回はシリーズ最新作のOCW-S6000をレビューしてみます。
エレガントスポーティウォッチ
OCW-S6000を一言で言うとエレガントスポーティウォッチ。何より目を引くの美しいはベゼルは削り出しのサファイアで作成されており、光の入る方向で表情が変わる様子がとても綺麗な時計です。併売されている前モデルOCW-S5000は少し流線的なデザインなのに対して、このOCW-S6000は直線基調な面で構成されたデザインで、よりスポーティな印象を受けます。
そんなフラット基調なデザインも相まって非常に薄さを感じるのも大きな特徴。実際公式サイトでもOCEANUSマンタシリーズ最薄となる8.7mmのケース厚を実現と記載されています。
ケース足も四つ足タイプになっており、一つ脚タイプのOCW-S5000と比べて王道な時計構成でありながら、ベゼルでオシアナスらしさが全面に押し出されたデザインです。
腕馴染みの良いスリムケース
ケースは二体構成となっており、ベゼル部は裏面側に蒸着を施したサファイアで構成。ちょうど指輪のダイヤのようにケースが一部台座として噛み付くような構成になっています。サファイアベゼルの天面には都市コードの刻印が入っています。また風防もサファイア製で、ベゼルと面一になるように設計されています。サイドボタンもS5000と比べて長方形形状となり、押しやすくなりました。
色の移ろいが綺麗なフェイスデザイン
フェイスデザインは12,6,9Hの三箇所だけで充電を行うインダイヤルソーラーを採用。その他部分は不透明のピアノブラック文字板による二体構成となっており、OCW-S5000と比べても顔のメリハリがついて引き締まって見える印象です。
モジュールは電波ソーラーとBluetoothによるスマートフォン通信に対応しており、メンテナンスフリーで時刻が狂う事なく動き続けてくれるので朝時間がない時でも安心して使えています。
12H側のインダイヤルは24時間計、9H側はワールドタイム(選んだ都市の時間をサブ時計として表示が可能。アプリからも時計単体でも設定出来ます)6H側は曜日指針及び、モード指針が出来ます。そんな多機能ながら二枚で構成された文字板は透過するソーラー文字板。
インダイヤル部は蒸着でブルーになっており、傾けると金属調に光り輝く様子が綺麗です。
針・時字・文字板全てのクオリティがUPしている
まず植え時字は天面に溝加工がほどこされており、金属ならではのバリュー感があります。そこに溝蓄光を採用することで、エレガントさと機能性を両立させた構成になっており、眺めていて飽きません。
針もS5000の山カット針とは異なり、天面はヘアライン加工・端面はミラーカット面が施されたより立体的な針になっており、先の時字と相まって更に進化したフェイスデザインだなと感じます。
マンタのアイコンである別体矢羽バンド
OCEANUS Mantaの特徴として別体ピースを組み合わせて作られている矢羽形状のバンドがあります。別パーツを組み合わせて作られているため、仕上げがちゃんと入ったシャキッとしたつくりとなっており、満足度の高いバンドです。
センターラインがミラーになっており、Manta=糸巻きエイの尾っぽのようにも見えますね。
永く使えて煌びやかな一本
OCEANUS Manta OCW-S6000はベゼルがオールサファイアという斬新な構成でありながらも、ブルーの蒸着がファッションに馴染む絶妙なバランスの色味となっているため、品のある時計だと思います。Mantaに相応しい各所仕上げが施されており、適度な範囲で自己演出出来る時計に仕上がっています。
曲線的なオシアナスがお好みの方は是非OCW-S5000も比べてみると良いかと思います。