育児パパママにおすすめ。万能優秀カメラ マイクロフォーサーズ LUMIX G8を一年間使ったレビュー。

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今日はPanasonic マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ、LUMIX G8を一年間メイン機種として使ったのでその感想をご紹介します。

オールマイティに使える抜けの無いモデル

LUMIX G8は2016/10/21に発売されたLUMIXのミドルクラスにあたるミラーレスカメラです。私自身子供が生まれる前に前機種G7も以前愛用していましたが、このモデルはそのG7の弱点を潰した完成度の高い仕上がりとなっています。具体的に強化されたのが手ブレ補正機能の本体搭載と防滴防塵機能。 LUMIXはそれまでレンズ側で手ブレを補正する機種が多かったのですが、このG8を始め、GX7シリーズなど本体手ぶれ補正を搭載する機種が登場するようになりました。その恩恵は大きく、子供を連れているとどうしてもサッと写真を撮る機会が増えちゃんと構えている時間が無いことが多いんです。それでもちゃんと手ブレせず綺麗な写真が撮れますし、インターフェイスもわかりやすい為、自分の思い通りにカメラを操れる快適性に優れています。 加えて防滴防塵機能はオリンパスに比べると劣るものの、やはりあってくれた方がちょっと雨が降ってきたときや、水しぶきがかかるような公園でも気持ち上安心感があります。

写真も動画もこれ一台

私がLUMIXシリーズを使っている理由が動画性能。もちろん写真性能も十分高く、子供の瞳にピントを合わせてくれる瞳AFや瞬間を逃さない4K連写などの機能も凄いんですが、LUMIXは動画においても業界トップクラスの性能を持っています。具体的にはAVCHD対応であることと、手ブレ補正の利いた動画撮影が出来ること。 このご時世4K動画が撮れます というカメラは増えました。ただそれが使い物になるかは別の話です。前者のAVCHDとはSONYとPanasonicが登録商標を持つ動画記録方式の規格です。それ以外のメーカーで4K動画対応の場合、保存形式はだいたいMP4(LUMIXでもMP4で録画出来ます)。MP4はパソコンとの親和性がよく、ネットにUPしたり、パソコン編集するのには向いています。 一方AVCHDは高画質なハイビジョン動画をPCやレコーダーなどを使用して光学ディスクやその他の記録媒体に記録するのに適したフォーマットです。ビデオカメラに採用されている形式のためブルーレイレコーダーとの相性がいいんです。加えてMP4よりもデータ量が小さくて済む利点があるため、高画質の動画を長時間録画出来るんです。 なので我が家はビデオカメラは所有せず、LUMIXのミラーレスだけで静止画も動画も撮影しています。ビデオカメラに比べてマイクロフォーサーズのセンサーサイズは非常に大きいため、圧倒的に良い画質で動画も撮ってあげることが出来るのが強みです。

12-60mmレンズとの相性がバッチリ

G8はキットレンズとして12-60mm/F3.5-5.6というレンズがあります。このレンズ防滴防塵仕様のためバッチリ使えますが、もう一段階明るいレンズとして既に私はズームレンズ12-60mm/f2.8-4.0LEICA(以下12-60LEICA)というレンズを所持していた為、キットレンズは売却し、12-60LEICAを装着して使っています。
Panasonic ズームレンズ LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. LUMIX
このレンズ、値段はお高いのですが、その期待を裏切らない描写をしてくれます。GX7MK2につけた状態でも十分コンパクトだったのですが、どうしても片手で取り回す時などを考えるとG8のようにしっかり握れるグリップが活躍して来れます。 GX7MK2に装着した12-60LEICA。フロントヘビーになる為、片手で撮影するのが難しいです。

操作性と機能のバランス

GX7MK2はスナップショットを撮るには本当にいいカメラです。ただ物理ボタンどうしてもG7と比べると少ない分、瞬時に切り替えるという点においては劣っていました。そのG7と同じ物理ボタンを持ちながら、手ぶれ補正と防滴防塵機能、そして静かになったシャッターを搭載したG8が価格も落ち着いていたため導入する運びになりました。 左肩には連写機能切替ダイヤル。 右肩にはモードダイヤルの他に、2調整ダイヤルや多くのファンクションキーが並びます。配列はG7からほとんど変わらないため、この配列が染み付いた私にとってはとても操作しやすいです。 バリアングルの液晶と共に、レンズ軸上にあって視野率の高いEVF。これはGX7MK2より圧倒的に見易いです。

なぜG9PROではなかったの?

G8の上にはG9PROという上位機種が存在します。
パナソニック(Panasonic) LUMIX(ルミックス) G9 PRO ボディ DC-G9-K
G9PROはその名の通りプロユーザーを意識したパナソニックのマイクロフォーサーズ集大成とも言える機能がたくさん搭載されており、フラグシップとして申し分ない仕上がりです。それでもどうしても自分の使い方に合わなかったのがそのサイズ。マイクロフォーサーズはシステム含めコンパクトで済むメリットがありますが、気軽に持ち運びたい私にとってはG8のサイズが上限でした。G8に近しいサイズの製品としてOLYMPUSのOM-D E-M1 mark iiがあります。こちらもフラグシップ機だけあって申し分ないのですが、スチル(静止画)だけでなく、ビデオカメラも兼ねた動画撮影も行う自分にとって選択肢はG8となりました。

手に馴染むこの感じ

握った感じのハンドリングは私の手にはちょうどよく、12-60LEICAを装着しても片手でカメラを取り回すことが出来ます。また物理キーによって瞬時に設定を切替できる他、手ぶれ補正や瞳AF,4KフォトなどPanasonicならでは機能も相まって、失敗写真が圧倒的に減りました。 カメラを撮る楽しみもありながら、適度に最新技術の恩恵を受けることで週末カメラマンながら外したくない子供のワンシーンを撮るのに一役買ってくれています。

細かい部分もアップデート

G7と異なり、SDカードスロットがバッテリーと別に側面部に設けられました。これで三脚装着時でも取り外さずにカード交換が行えます。 動画を撮る私にとってはこのマイク端子も選んだきっかけの一つ。 底面のバッテリー部はロックがついています。 フラッシュも内蔵しています。 15mm/f1.7 LEICA  単焦点装着。
Panasonic(パナソニック) LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. ブラック
20mm/f1.7 Ⅱ  単焦点装着。径がやや大きい分G8には似合います。 45-175mm望遠レンズ装着イメージ。35mm換算90-350mmがこのサイズなのはマイクロフォーサーズの恩恵です。

子供の成長過程を失敗せずに残してあげられるカメラ

お出かけするのに持ち出すのが苦にならず、ブレたり取り逃がしたり失敗しないで思い出を残してあげられるカメラです。このG8をガシガシ使って子供の写真をたくさん撮っていきたいと思います。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス LUMIX Gシリーズ G8M 4K 標準ズームレンズキット DMC-G8M-K ブラック
Panasonic LUMIX DMC-G8 ボディ[ ミラーレス一眼カメラ]