OLYMPUSマイクロフォーサーズ新フラグシップ機。OM-D E-M1X登場

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OLYMPUS新型フラグシップ機登場

LUMIX使いの私ですが、2月24日にOLYMPUSからマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼カメラの新機種「OM-D E-M1X」が発表されました。(以下E-M1Xと表記)LUMIXがフルサイズ機を発表する中、OLYMPUSはあくまでもマイクロフォーサーズでの開発を続けていくと説明。その想いが詰まったのが今回のE-M1Xとなります。私のカメラの使い方がビデオカメラも兼ねた動画撮影も行うこと/インターフェイスが好みであることから今はLUMIX G8をメイン機種として使っていますが、いずれスチルメインになる時が来ればOLYMPUSも是非使ってみたいと思っているため、今回の発表は注目していました。デザインはOLYMPUSの方がダントツで良いですし、防滴防塵性能もOLYMPUSの方が信頼出来ます。

発売日は2月22日/想定売価は34万円前後。youtubeで公開されていた事前動画の通り、E-M1にバッテリーグリップを装着したような外観の一体型です。E-M1mk2も完成度の高いマイクロフォーサーズ機種でしたが、マイクロフォーサーズのパッケージとしてのコンパクトさを活かした機動力を売りとし、ハイエンドフラグシップ機に恥じない仕上がりとなっています。

image:OLYMPUS

「TruePic VIII」2基内蔵で処理能力を大幅強化

E-M1 MKIIでは1基だった画像処理エンジン「TruePic VIII」をE-M1Xは2基内蔵し、処理能力を高速化したとのこと。それにより「インテリジェント被写体認識AF」という新機能を搭載しました。これはモータースポーツ、飛行機、鉄道の撮影分野においてそれぞれの被写体に適正化したAFを発揮するとのこと。

モンスター級の防水性能

image:OLYMPUS

OLYMPUSのカメラと言えば防滴防塵性能が優れていることで有名ですが、このE-M1Xの紹介動画では濡らしてくださいというくらいジャバジャバ水を浴びせられているシーンが。IPX1よりも厳しい防滴試験をクリアし、マイナス10℃まで耐える耐低温性能があります。
付け加えOLYMPUSのコンデジで培ったGPSや温度計、気圧センサー技術も搭載されました。場所を気にせずどこでも使える機動力が売りなE-M1Xですかから、山などのアウトドアシーンでは余計なオプションパーツ装着無しでも必要データが一緒に記録出来るのはメリットがあると思います。カメラメーカーでここまで防滴に注力しているのはPENTAXとOLYMPUSくらいではないでしょうか。もちろん他社フラグシップ機も防滴を謳っているモデルがありますが、パッキンなどの作りなどを見てもこの2社は別格です。手持ちのG8も防塵防滴を謳ってはいますが、正直そんなことしたら一発で壊れるだろう作りかなと。もちろんカメラは本来そうゆう使い方をするべきでないのは十分承知ですが、アウトドアも趣味である自分からするとそういった環境を気にしないで楽しめるカメラは魅力的です。

一体型ボディにはバッテリーを二個搭載可能

image:OLYMPUS

バッテリーは、OM-D E-M1 MKIIと同じ「BLH−1」を2つ挿入できるカートリッジタイプを採用。1つだけ装着しての撮影も可能とのことです。さらにUSB PD(パワーデリバリー)規格に対応し、USB-Cケーブルによる給電も可能。充電も行え、ボディ内のBLH−1、2個を最速約2時間で充電できるとしています。

ついに実現。手持ちハイレゾショット

image:OLYMPUS

E-M1Xは最高80Mピクセルの超高解像度画像を撮影できるハイレゾショットも進化しました。 E-M1 MKIIでは三脚が必須な機能でしたが、E-M1Xでは手持ちでもハイレゾショットが行えます。(手持ち時は50M相当)三脚が使えない場所での撮影や、荷物を減らしたい山岳撮影などで威力を発揮します。それを支える技術として、ボディ単体で最高約7段、対応レンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO)との組み合わせでは最高約7.5段分の5軸シンクロ手振れ補正が搭載されています。しかし7.5段分って凄いですね。image:OLYMPUS

もちろん撮り方はちゃんとしないとダメですが、理論上4秒間の手持ち撮影が可能らしいです。4秒って。。。ただ気をつけないといけないのは手ブレは補正出来ますが、被写体ブレはどうやってもカメラ側で防ぐことは出来ないので、やはりシャッタースピードを上げた時に耐えうるセンサーが必要である点はフルサイズなど大きなセンサーには勝てないので留意する必要があります。景色撮影などにはこの手ぶれ補正が大いに威力を発揮しそうですね。

一体型になり重くなったボディ。お値段も高額に。

処理エンジンを2つ搭載し、堅牢性が増した一方、本体は単体で997gと重くなりました。OM-D E-M1 MKIIにバッテリーグリップを装着した状態と比較して、サイズ感はほぼ同じ、重量は100g近く増しています。強化された手ぶれ補正やGPSや温度計、気圧センサーなどの機能を考慮すると妥当な範囲なのかもしれません。もちろんフルサイズ一眼と比べるとレンズなどパッケージ含めてとても軽量です。

お値段は34万円前後と中々の高額。フラグシッププロ仕様機として他社もこれ以上の価格帯を展開していますが、それはあくまでもフルサイズのセンサーであったり、明確な差別化要因があった上での価格設定です。E-M1 MKIIが実売13万円ほどで買えることを考えると中々難しい価格戦略かもしれません。

image:OLYMPUS

プロ仕様機、再びOM-D E-M1 MKIIも見直される良い機会かも

E-M1Xはプロがこのカメラ単体であらゆる被写体を撮るには向いているかもしれません。ただ私は週末アマチュアカメラマンなので、この価格帯に手が出せないのと、機能としても今はLUMIXのG8に満足しています。もちろん防滴や画質向上って点ではとても興味がありますが、購入するのであれば価格も落ち着いてきたが、まだまだフラグシップとして君臨するE-M1 MKIIかなと。E-M1 MKIIはサイズもG9Proほど大きくなくG8と同じくらいです。動画と静止画両方使う為今はG8ですが、スチルメインになった時にはE-M1 MKIIが欲しいなぁ。

どうあれE-M1Xはまだ一度も実機を触っていない為、機会があれば是非操作してみたいです。

imageはOLYMPUS HPより借用

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