LUMIX LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. レビュー

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各社APS-Cの良いカメラが続々登場し、マイクロフォーサーズの衰退を感じつつある今日この頃。
撮って出しの撮影が多い私にとってfujiに移行か!?と心揺れる中、いやいややっぱりカメラ本体じゃなくてレンズだ!ということでとうとう「LUMIX LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」を購入したのでそのレビューをしたいと思います。


元々LUMIXの25mm f1.7を所有していましたが、その子をMapCameraの下取りでドナドナし、3万の美品中古を2万円で手に入れることが出来ました。25mmf1.7は新しいレンズということもあり、約2万円のレンズながらAFも早く優秀なレンズです。写りもやや線は太いものの値段に対して立派なものでしたが、どこか色気の物足りなさを感じていました。

35mm換算50mmとなるマイクロフォーサーズ規格 LUMIX 25mm F1.7 単焦点レンズの紹介。f1.7の明るさながら、手頃な値段で導入できるコストパフォーマンスに優れたレンズです。

なお今回の「SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. ブラック H-X025」は2011年発売の初期型になり、今では「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH. ブラック H-XA025」というAFのモーターが改善され防塵防滴仕様になったレンズが発売されていますが、光学的な設計は変更されていないことと、お財布事情もあり初期型を購入しました。

APS-Cとマイクロフォーサーズのセンサーサイズを考えるとf1.4というのは丁度APS-Cでf1.7レンズを付けるのとほぼ同じボケ量が手に入ることになります。これでAPS-Cじゃなくても…と心を落ち着かせる為でもありました 笑

それではレビューに行ってみましょう!

LEICA名称らしい艶やかな描写を兼ね備えた名レンズ

私が所有するLUMIXのLEICA銘を持ったレンズは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm 」(以下ライカ12-60mm)と、

「LUMIX 15mm f1.7」の二本。マイクロフォーサーズをずっと使ってきて、この二本のレンズで撮った写真はハッとされられるものがやっぱり多いです。これはもう撮影者の好みの話かもしれませんが、私がハッとする写真というのはその場の臨場感や空気感といった艶っぽさまで切り取ってくれること。基本子供の成長記録を撮ることがメインの週末カメラマンである私にとって、LEICA銘レンズが映し出してくれるそんなある種いい意味での“癖”が好きなんです。

言葉で説明してもなかなか伝わらないと思うのでこのレンズで撮影した写真を一枚。

G8 25mmf1.4レンズ f/1.4 ISO 100 S=1/10,000(電子シャッター)

晴れの冬の公園で撮影した一枚。晴れててレンズ開放でどんな撮り方してんじゃと人によっては言われてしまうかもしれませんが、子供連れての週末パパカメラマンなんてそんなこと気にしていられません。自分が重視するのは子供と楽しみながらもその成長している瞬間を切りとれて、あとで振り返った時にこんな時期もあったなと思える写真であること。このSUMMILUX 25mm/F1.4も見事に自分のニーズに応えてくれるレンズだなと感じています。

マイクロフォーサーズならではの適切なサイズ

一番手前には超高屈折率のUHRレンズ1枚を採用した合成な造り。

製造は信頼のMade in Japan。マウントも金属マウントです。

f1.4のレンズとなると大抵は馬鹿デカいレンズになりがちですが、このレンズの第一印象は適度なサイズ感でとても扱いやすいなと。GX7mk2に装着したサイズ感も丁度良いです。

ピントリングのトルクも丁度良く、25mmf1.7と比べて高級感もあります。

メイン機であるG8に装着した状態。こちらも非常にバランスが良いですね。

マイクロフォーサーズでもしっかりボケる!

中心部の解像力はとても高く、ボケの質も素直でとても良いです。周辺部では解像力はかなり落ち、ボケは若干うるさくなることもあるかも。周辺光量落ちは大きいです。だけどなんとも言えない艶やかな絵を書き出してくれるレンズであるのは間違いありません。AFも最新のモーターを積んだレンズに比べてば遅いかもしれませんが、20mmf1.7とは違って普段使いには全く支障のないレベル。子供を撮るには必要十分です。動画撮影には推奨されていないようですが、幼児が走り回る動画を撮る分には問題なく使用出来ています。

しばらく使っていて思うのはオールドレンズで撮るような良さを持ったレンズなのかもしれません。2011年発売のマイクロフォーサーズの中では初期レンズになりますが、良いレンズはやはりいいものです。昼間や機動力が求められる場面では12-60mmを、室内や暗くなったシチュエーションではこの25mmと15mmのLEICA銘レンズを愛用し続けたいと思います。

ソニーが裏面反射型の8K対応マイクロフォーサーズセンサーを開発したという噂もありますので、マイクロフォーサーズはまだ消えず進化し続けて欲しいなと願っています。

パナソニック Panasonic 単焦点レンズ LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. LUMIX
Panasonic ズームレンズ LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. LUMIX