世界遺産モン・サン・ミシェル その2

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POM(@STARGAZER_000)です。

前回まではモンサンミッシェルの島入り口までを紹介しました。
http://wp.me/p93Ili-22

それでは修道院入り口へ向かいます。見ての通り、修道院はモンサンミッシェルの一番上にあるため、頑張って階段を登ります。

ずっと階段続きなので周りの景色を楽しみながら無理せずに進みましょう。

だんだんと近づいてくる修道院の建物の迫力は圧巻。どうやって造ったのだろう。。。

ひとつひとつの造りが細かいですね。当時の職人さんの技術に脱帽。

モンサンミッシェルは岩山ゆえ水が貴重でした。(もちろん今も貴重です)ゆえに当時は雨水を貯めて使っていたそうです。この蛇口はその当時使われていたものだそうです。

階段を登ったところにちょうどジェラート屋さんがあるので、暑い時期に行く方はクールダウンするのにオススメです。

チケット売り場にて入場券を購入し、セキュリティチェックを受けたらいざ修道院の中へ!

光輝くミカエル様を目指して階段を登ること数分。

西のテラス

展望広場に出ました!うひょー!広い!涼しい!壮大!
みんな写真撮影をしています。

ここからだと島まで歩いてきた道もよく見える。この時間は潮が引いていたので、砂浜が多いですね。

ラ・メルヴェイユ

広場反対側にあるゴシック様式の3階建てのこの建物がラ・メルヴェイユ。驚異なるものという意味だそうです。ミカエル様も近づきましたね。それでは修道院の中に入ります!


入るとまず目に入るのがゴシック様式の教会。もともとはロマネスク様式でしたが、1421年に一度崩壊した際に現在の姿修復されたそうです。教会の中に居るだけで何だか穏やかな気持ちになるから不思議。

回廊

続いて現れるのがラメルヴェイユと呼ばれる回廊。最上階に位置しています。

中庭の緑が本当に綺麗。なお2017年現在、この中庭はメンテナンス工事中とのことですので、行かれる方は事前に確認された方が安心かと思います。

食堂

ハリーポッターに出てくるようなこの空間は、壁に沿ってテーブルが配置されており、修道士たちは聖典に耳を傾けながら食事をしていたそうです。楽しくお喋りしながらランチしたいところですが、会話厳禁らしく、お喋り好きな修道士だったら大変そうだなと(笑)

騎士の間

大きな暖炉があり、普段修道士たちはここでお仕事をしていたそうです。

どんどん建物の最下部へ進む形ですので、建物の作りも新→古への移り変わりが移動するたびに分かるのもモンサンミッシェルの面白いポイントだと思います。

修道士の遊歩道

モンサンミッシェルの創設期に近い場所まで降りてきました。最初の頃に見ていた天井の形とは明らかに違うことがわかります。12世紀初めのゴシック芸術はこんな感じだったんだなぁ。と学生時代習ったことを思い出しながら眺めていました。壁そのものから積み重ねてきた時代の流れと、人々の暮らしの息吹を感じ取れる空間です。

ミカエルのお告げ

大天使ミカエルのお告げを再現した彫刻。オベール司祭がお告げを無視し続けたので、こらこらと小突いたワンシーンだそうです。モンサンミッシェルはここから始まったわけですね。

大天使ミカエル像

最後に塔のてっぺんにいるミカエル像と同じ石膏像が飾ってあります。凛々しい!

色々感動しながら歩いていたらあっと言う間の3時間でした。これ以外にもまだまだ見どころはありますので、やはり日帰りで行くのには余りにもったいない場所だと思います。また後ほどの記事で紹介できればと思いますが、夜にかけて人が帰り、静かになったモンサンミッシェルも格別です。