Appleから2020年4月16日 に「iPhone SE(第2世代)」が登場しました。
外観はiPhone8とほぼ同じながらも、主な違いとしては、プロセッサやカメラ、SIMなどがあります。私が思うiPhone SE(第2世代)のメリットはiPhone11と同じA13プロセッサを搭載したモデルであること!
最新のA13チップ搭載による恩恵
プロセッサはそのマシンの処理性能を担う大切な構成要素です。
iPhone8のA11 BionicチップとiPhone SE(第2世代)のA13チップの性能比較は次の通り。
・高性能処理用CPUが20%高速化しつつ30%消費電力削減
・高効率処理用CPUが20%高速化しつつ40%消費電力削減
・GPUが20%高速化しつつ40%消費電力削減
・ニューラルエンジンが20%高速化しつつ15%消費電力削減
つまりはバッテリー容量はiPhone8とほぼ変わらないものの、性能は向上しながらも、消費電力は抑えられていながらお値段も現実的なモデルというわけです。
向上した処理能力によってカメラ機能もパワーアップ!
そのプロセッサの処理能力向上の恩恵はカメラ機能にも反映されています。
使われているカメラユニットそのものはiphone8と同じようですが、処理能力向上により、単眼レンズでも背景のぼかしなどをコントロールできる「ポートレートモード」、写真にエフェクトを追加できる「ポートレートライディング」、より多くの場面で美しい写真を撮影ができる「次世代のスマートHDR」に対応しました。ビデオでもその恩恵を受けており、写真モードからすぐにビデオ撮影ができる「次世代のスマートHDR」や、より幅広い明るさを再現できる「ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)」、「ステレオ録音」に対応。
残念ながらiPhone11が搭載している暗い場所での撮影機能「ナイトモード」は搭載されていないため、夜や暗い場所での撮影はiPhone11に軍配が上がりますが、明るいところではiPhone SE(第2世代)でも優れた写真が撮影できる他、少なくともiphone8よりはどのような環境でも画像処理能力向上による恩恵が受けられます。
モデル | iPhone SE2 | iPhone8 | iPhone11 |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
4.7インチ Retina HDディスプレイ |
6.1インチ(Liquid Retina HDディスプレイ) |
サイズ | 138.4mm×67.3mm×7.3mm | 138.4mm×67.3mm×7.3mm | 150.9×75.7×8.3mm |
重さ | 148g | 148g | 194g |
ボディ素材 | ガラスとアルミニウム | ガラスとアルミニウム | ガラスとアルミニウム |
カラー | ブラック、レッド、ホワイト | シルバー、スペースグレー、ゴールド | パープル、イエロー、グリーン、ブラック、ホワイト、レッド |
プロセッサ | A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine |
A11 Bionicチップ M11組み込み |
A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine |
OS | iOS13 | iOS11(iOS13へアップデート可) | iOS13 |
ストレージ | 64・128・256GB | 64・128・256GB | 64・128・256GB |
アウトカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素×2 |
フロントカメラ | 700万画素 | 700万画素 | 1200万画素・TrueDepthカメラ |
セキュリティ・認証方式 | Touch ID(指紋) | Touch ID(指紋) | Face ID(顔認証) |
バッテリー駆動時間 | iPhone8とほぼ同じ | iPhone7とほぼ同じ | iPhone8 Plusより最大2.5時間長い、XRより最大1時間長い |
防水・防塵 | IP67等級 | IP67等級 | IP68等級 |
SIM | デュアルSIM(nano SIMとeSIM) | nano SIM | デュアルSIM(nano SIMとeSIM) |
価格(Appleオンラインストア、4月17日時点) | 44,800円~ | 販売終了 | 53800円~ |
SIMも実は進化
iPhone SE2はSIMがデュアルSIMに対応しています。SIMカードの種類は物理SIMとeSIMの1枚ずつ使用することが可能で、2回線の契約を同時に使用する事もできます。例えばプライベート用、ビジネスで電話番号を分けている方もiPhone SE1台で使い分けが出来ちゃうわけです。
ギガビット級LTE対応
iPhone SE2の通信方式は、ギガビット級LTEに対応。ギガを超える通信速度の回線を利用することができます。ドコモで言うところの「PREMIUM 4G」になります。
Apple Storeから購入が安心
各キャリアからも販売されますが筆者のお勧めはApple StoreでSIMフリー版を購入する方法です。コロナウイルスで「STAY HOME」が言われている中、外出しての買い物は宜しくないですし、何よりAppleから直接買うと万が一初期不良など何か不具合があった時安心できること・そして格安SIMでも使えるiPhoneはSIMフリーで買う方が結果割安で運用できること・iPhoneは量販店で購入してもポイント還元率も低く、結果Appleで買うのと金額面でも大差がないためです。
おすすめストレージは128GB
ストレージ容量は64GB、128GB、256GBがありますがお勧めは128GB。iPhoneはandroidと違いSDカードを挿すことが出来ないため、64GBと比べて5000円差で容量が倍になるのであれば128GBの方がコスパに優れています。また4K動画撮影が出来たり、いろいろデータが溜まってくると案外64GBはいっぱいになりがちなので128GBがちょうどいいかなぁと。もちろんもっとたくさんデータを入れて持ち運ぶ方は256GBをチョイスされてくださいね。
色はブラック、ホワイト、レッドの三色
色はブラック、ホワイト、レッドの三色で展開されており、iPhone8と異なり前面パネルは全て黒になります。どの色もいいなぁと思いますが、個人的にはオールブラックが好きなので黒かなぁ。
以前私は繋ぎとしてiPhone7を購入し満足していますが、今後ハイスペックまで要らないけどiPhone欲しいなぁと考えている方にはこの「iPhone SE(第2世代)」128GBがお勧めです。