私が愛用しているLUMIX GX7 mark2の後継機種「GX7 mark3」との機能比較をしてみました。mark2のレビュー記事は以下の通り。
普段愛用しているカメラ:LUMIX GX7mark2の紹介。コンパクトながら精細感と手ぶれ補正に優れたカメラの紹介記事です。
GX7シリーズはPanasonicもストリートスナップを謳っているように、マイクロフォーサーズのコンパクトさを活かしどこへでも持ち運べるサイズながらも、一般ユーザーには十分な画質と機能を兼ね備えたシリーズです。昔のPanasonicは本体内手振れ補正が無い機種が多い中、このGX7シリーズは手振れ補正を持つカメラとしても人気を集めました。
今回のmark3はその名の通りmark2のマイナーチェンジ機種となります。したがって基本的にはmark2の弱点をアップデートした印象。以下比較表にまとめてみました。
製品名 | Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7MK3 ボディ ブラック DC-GX7MK3-K | Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX7MK2 ボディ ブラック DMC-GX7MK2-K |
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発売日 | 2018年03月15日 | 2016年05月18日 |
価格 | 10万円前後(実売価格) | 5万6000円前後(実売価格) |
シリーズ | Lumix GXシリーズ | |
マウント | マイクロフォーサーズ | |
センサー | フォーサーズ(4/3型Live MOS) | |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン | |
ローパスフィルター | フィルターレス | |
画素数 | 総画素:2177万画素
有効画素:2030万画素 |
総画素:1684万画素
有効画素:1600万画素 |
最大記憶画素数 | 5184×3888px | 4592×3448px |
ISO | 常用:200~25600、拡張:100 | |
連写 | メカと電子シャッター:約9コマ/秒(AFC時は6コマ/秒) | メカ:約8コマ/秒(AFC時は約6コマ/秒)、電子:約40コマ/秒(AFC時は約6コマ/秒) |
ファインダー形式 | チルト式 | 固定式 |
ファインダー | カラー液晶 LVF (視野率100%/倍率0.7[1.39]倍/276万ドット) | |
モニター | 3インチ (124万ドット) | 3インチ (104万ドット) |
可動式モニター | チルト(上向き80°、下向き45°) | チルト(上向き90°、下向き45°) |
タッチパネル | ○(タッチパッドAFにも対応) | |
シャッタースピード(メカニカル) | 1/4000~60秒 | |
電子シャッター | 1/16000~1秒 | |
動画時シャッター | 1/16000~1/25秒 | |
ストロボ同調速度 | 1/200秒以下 | 1/160秒以下 |
バルブ撮影 | 最大30分 | 最大120秒 |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
オートフォーカス | コントラストAF(空間認識AF) | |
AFエリア | 49点 | |
顔認識 | ○(瞳認識AFにも対応) | |
星空AF | ○ | |
撮影枚数 | モニター時:260枚
ファインダー時:250枚 |
モニター時:290枚
ファインダー時:270枚 |
RAW | ○ | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K (3840×2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p | |
ハイスピード/スローモーション動画 | ||
ファイル形式 | AVCHD Progressive、AVCHD、MP4 | |
4Kライブクロップ | ○ | |
ステレオマイク | ○ | |
風音低減 | ○ | |
手ぶれ補正 | 4.0段分(Dual I.S.対応) | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | × | |
ゴミ取り機能 | ○ | |
pictbridge | ○ | |
HDR | ○ | |
多重露光 | ○ | |
水準器 | ○ | |
絞りブラケット | ○ | |
フォーカスブラケット | ○ | |
フォーカスセレクト | ○ | |
フォーカス合成 | ○ | |
回折補正 | ○ | |
L.モノクローム | ○ | |
L.モノクロームD | ○ | |
フォトスタイル「粒状」 | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | × | |
GPS | × | |
Bluetooth | ○ | |
メモリーカード | SDXC UHS-I(U3) | |
幅 | 124mm | 122mm |
高さ | 72.1mm | 70.6mm |
奥行き | 46.8mm | 43.9mm |
重さ | 407g | 383g |
総重量 | 450g | 426g |
別売り | ハンドグリップ「DMW-HGR2」、アイカップ「DMW-EC5」 | |
バッテリー | DMW-BLG10 | |
USB充電/給電 | ○ | |
外部マイク | × | |
インターフェイス | USB2.0(マイクロB)、HDMI(マイクロ/TypeD) |
外観・デザイン
- 【可動式EVF】
「GX7 mark2」は固定式電子ビューファインダーだったのにたいし、「GX7 mark3」は初代GX7で好評だった可動「チルトファインダー」搭載となりました。ファインダーを上方向に動かすことで、姿勢を安定させたままローアングルの撮影ができます。「GX7 mark3」には別売で大型アイカップ「DMW-EC5」が用意されており、遮光性と安定性を向上して撮影が可能。たしかにmark2を晴れた屋外で撮影していると、光漏れが結構きになるのでこれは嬉しいですね。 - 【モードダイヤル】
「GX7 mark3」は露出補正ダイヤルが追加されたことで、2段構造ダイヤルになりました。mark2は押し込むことで露出補正とその他絞り機能を兼ねていましたが、慌ただしい場で変更しようとするとこの二つがごちゃまぜになることもあったので、別に分けることで操作間違えは減るかもしれません。ただ実際にMK3を店頭で触ってみて思ったのは露出ダイヤルが思ったより硬いということ。硬すぎて予定以上に露出設定を動かしてしまう場合があったので、購入予定の方は事前に硬さが自分にとって大丈夫か確認した方が良いです。 - 【フォーカスモードレバー】
「GX7 mark3」は背面上部中央付近に「フォーカスモードレバー」が追加されました。これにより被写体に合わせて「AFS/AFF」「AFC」「MF」のフォーカスモードの切り替えがmark2より早く出来るようになりました。これはG8でもとても役に立っているレバーのため採用は大歓迎です。
向上した機能
- 【イメージセンサー】
「GX7 mark2」は1600万画素センサーでしたが「GX7 mark3」はGX8同様2030万画素のセンサーを搭載になりました。解像力は約15%アップし、より高精細な高解像度写真が撮影可能です。どちらもローパスフィルターレス仕様となりました。画素数が上がることは高密度感にも繋がるので良いですね。 - 【オートフォーカス】
「GX7 mark3」はフラッグシップモデル「LUMIX G9 PRO」と「LUMIX GH5S/GH5」のアルゴリズムが採用されたことで、連写時の動体に対するオートフォーカス性能が大幅に向上し、動画撮影時のAF追従性能も向上しています。また、「LUMIX GH5S」の低照度AFアルゴリズムも採用されており、薄暗い環境下でも正確なオートフォーカスができる「ローライトAF」を搭載しています。「GX7 mark3」と「GX7 mark2」のAF測距検出範囲はどちらもスペック状は「EV-4~18」となります。 - 【連写速度】
「GX7 mark2」はメカシャッター時に最高約8コマ/秒でしたが、「GX7 mark3」は約9コマ/秒に向上しました。AFC時はどちらも約6コマ/秒です。「GX7 mark2」は電子シャッター時に超高速(SH)で約40コマ/秒が可能でしたが、「GX7 mark3」では非搭載になったようです。 - 【液晶モニター】
「GX7 mark2」が104万ドットに対し「GX7 mark3」は124万ドットに高解像度化されました。GOOD
買い換える?
このように確実にマイチェンされて良くなっているmark3ですが、mark2を使っている自分からすると買替まではいかないかなーと思っています。次買い換えるとしたら、G8の2000画素化されたG8mark2のような機種が出たときかな??と(その後G99が発売されましたね。こちらは気にはなっていますが、実際に出てみるとさらに次のセンサーが出るまでG8で良いかな。。。と思っています。)G9は優れたカメラですが、センサーサイズに対して本体が大きすぎます。そして値段も高め。このサイズ/値段ならばソニーのフルサイズやAPS-Cの方が魅力を感じてしまうので、マイクロフォーサーズならではのサイズを活かした機種が出てきてくれることをユーザーとしては期待したいです。